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HSP HSS に関わるホルモン やる気ホルモン ドーパミンから見つめる自分の説明書7

ドーパミン遺伝子変異HSSHSPの特徴であると言われています。やる気、爽快感、喜び、生きる気力の元でもあるドーパミンとは、どのような働きをするのか見ていきましょう。

ドーパミン

ドーパミンは、俗に言う「快楽物質」と呼ばれるホルモンです。他にも意欲・食欲・性欲・探究心・動機付けをつかさどっており、部分的にノルアドレナリンと似た役割も担っています。

また、新しい知識が長期記憶として貯蔵される際、ドーパミンなどが必要になります。男性ホルモンが、ドーパミンの分泌を促進します。

また、太陽光を浴びることでもドーパミンが分泌が促進されます。

心理的にはドキドキしたり、ワクワクしたり、楽しいと感じているときにドーパミンは分泌されています。

◆楽しいことをしているとき

◆目標を達成しているとき

◆他人に褒められたとき

◆新しい行動をしようとしているとき

◆意欲的になっていたり、やる気がでているとき

◆好奇心が働いているとき

◆恋愛感情やときめきを感じているとき

◆性行為をしているとき

◆おいしいものを食べているとき

勉強やスポーツの練習や研究活動など、「楽しいから」「もっと知りたいから」「毎日やっているから苦にならない」などと答える人は、ドーパミンの分泌が関与しています。ドーパミンは前頭前野を興奮させ、意欲的にさせる物質です。

ドーパミンがうまく働いている限り、頑張って何かを達成することに快楽を感じ、結果として努力を続ける事ができるのです。

心理学者のチクセント・ミハイは、時間を忘れるほど何かに没頭していること(フロー体験)こそが、幸せの鍵である。といいましたが、快楽物質のドーパミンが関与しているのは間違いありません。

恋愛とドーパミン

恋をした瞬間、ドーパミンは脳内を0.2秒で駆け巡ります。

ドキドキしたり、ワクワクしたり、相手のことをいつも考えて、相手のことをもっと知りたくなったり、自分のことも知って欲しくなったりします。

恋に落ちると、理性の脳がショートし、ドーパミンを大量に放出します。そして、他のことを考えられない状態になり、「相手への依存性」を生み出します。

恋は3年で冷める?

ドーパミンの大量分泌は体への負担が大きく長続きせず、その期間は18ヶ月から3年と言われています。恋=ドーパミンの分泌期間とも言えます。

しかし、最新の脳研究によると、恋愛の賞味期限は必ずしも3年ではないのだそうです。

結婚生活20年を経ても互いに愛し合っている夫婦の脳をスキャンしたところ、恋に落ちたばかりのカップルと同じ神経活動が見られたそうです。

恋愛を長続きさせるためには

◆ワクワクするような予想外のデートをたまにしてみる

◆ファッションやメイクを変えてみる

◆やる気を出すような活動をしたり、スポーツをしたり、心を動かすことをしてみる

などして、たまにドーパミンを分泌させる行動をしましょう

愛情ホルモンである「オキシトシン」でさらに長続きへ

オキシトシンは、愛する人と手を繋いだり、ハグやキスなどスキンシップをとり、安らぎを得た時に多く分泌されるホルモンです。

オキシトシンを投与されたカップルは、いつも以上に衝突を冷静に解決に導き、相手に共感を示す事ができたという研究結果があります。

ドーパミンが落ち着いたとしても、オキシトシンで2人の絆や愛情を持続させる事ができるのです。

ドーパミン遺伝子多型

ドーパミンD4受容体の遺伝子には、特定の48塩基からなる繰り返し配列があり、繰り返し回数に2〜11回の個人差(多型)があります。

繰り返し回数が多い人ほど新奇探求性、いわゆる好奇心が強く「怖いもの知らず」であるそうです。7回繰り返し配列が日本人だと、100人に1人程の割合になるそうです。

平等主義でもあり、肩書きが偉い人でも物怖じせずに果敢にチャレンジします。また、長寿にも関連性が見られるようです。

また、ドーパミンの繰り返し回数が多いほど、一夜限りの恋、浮気、不倫の可能性が高まります。

ドーパミンが増えすぎると

ドーパミンの過剰放出を抑えるのは、ブレーキ作用を担っているセロトニンの役目です。しかし、恋愛ストレスなどでセロトニンのブレーキ(理性)が効かなくなると、ドーパミンが過剰に増えすぎてしまいます。

◆攻撃的になる

◆依存的になる

◆アルコール・タバコ・薬物・ギャンブル・ゲーム・恋愛などあらゆる依存症、過食などの行動がやめられなくなる

◆幻覚を見たり、妄想を抱いたりする事がある

◆異常性欲や性的倒錯が起こる事がある

ドーパミンが不足すると

◆やる気がなくなり無関心になる

◆性機能低下

◆食欲低下

◆運動機能低下

ドーパミンを増やすには

音楽を聴きながら作業をする

音楽はドーパミンを分泌させる効果があります。好きな音楽をきいてワクワクするのが良く、好みの曲ではないものを聞いても分泌はされないそうです。

必要な栄養素をとる

ドーパミンの生成には、タンパク質が良いそうです。チーズや鰹節、卵白、大豆、豆腐、おから、納豆、煮豆などがオススメです。

また、脳が疲労しているとドーパミンが放出されにくくなるため、脳を回復させるビタミン12の貝類、海苔、魚卵も良いそうです。

瞑想を行う

瞑想にはドーパミンを放出させる効果があります。瞑想を行うとガンマ波と呼ばれる人間の認知活動に関わる脳波の量が増加するそうです。

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