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HSPとHSSのカップル 夫婦関係の考察

HSP同士、HSPとHSS、のカップルは多く見られます。なぜだか惹かれ合う傾向にあるみたいですね。

HSPの概念を提唱したアーロン博士はこう述べています。

似た性格の人を選ぶし、幸せなカップルが多いという調査も存在する。だけど例外も大いにある。似ていることで安心感も得られるが、似ていないことで刺激や尊敬も生まれる

HSP・HSS同士、HSPとHSSのカップル傾向を、精神科医やんばる先生の見解を参考にしながらまとめてみました。

HSP/HSSの人は強く作用している方を参考にして見てみてください。

HSPHSP

お互いの繊細な部分を理解できるので、安心感があり心地よい関係です。

傾向としては、受け身型と行動型のHSPカップルが多いです。

受け身型からすると、行動型の強い愛着に支えられる立場は非常に安定していて、理想的な生き方となります。

しかし、お互いこだわりや支配的な部分が出ると、ぶつかることがあります。

似てるタイプゆえに「分かるはず」と思ってしまうことで相手への理解の要求が非常に高くなって、当たり前にかなり細かな理解まで要求するということがトラブルの元となることが考えられます。

お互いの言い分として、受け身型からすると「行動型に振り回される」、行動型からすると「受け身型は無責任で自分の意志がなくて意味が分からない」ということになります。

受け身型HSPの「自分のこだわりにあわせてやってほしい」感情に、行動的なHSPが合わせるというパターンとなり安定していく事が多いです。

HSPHSS

HSPの誠実さや安心感、ミステリアスさや繊細さなどにHSSは惹かれます。また、繊細なHSPを守ってあげたい欲、お世話したい欲などもあります。

HSSの発想の自由さ、相手を尊重する寛容さ、情熱や生き抜く力などにHSPは惹かれます。

似ていないからこそ刺激をもらい、自分にない部分を持つ相手を尊敬します。

パターンとしてはHSP側が不安やこだわりから束縛しすぎると、HSSが窮屈となり破綻へ向かうことが多いです。

また、HSPが不安から自滅していくパターンも見られます。

HSP側が支える側になることで、HSSの自由さを許す理想のパートナーとなり安定することが多いですが、逆にHSS側が楽観的に考え、自分で環境を変え行動することでも関係が続きます。

HSP自己肯定感の低いHSS

自己肯定感の低いHSSは、非常に強く理解されたい衝動を持ちます。

HSPの一途でひたすらな想いと行動は、自己肯定感の低いHSSを安心させます。

HSPが多少変わっていたとしてもHSSは「自分のことを理解してくれるのなら何でも受け入れられる」という風に思いカップルになります。

結婚生活でHSSの自己肯定感はだんだん安定し、本来の自分に戻ります。

しかしそうなると元々、自由と自立心を持つHSSなので、HSPのこだわる部分が目に付き始め、鬱陶しく思うようになります。

そして、次の3パターンを辿る傾向があります。

1.HSPが支える側に回り、安定した家庭になる。

2.HSSが割り切って適切な距離を保つなどして、関係を維持する。

3.HSSが浮気したり、HSPがDVとなったりして破綻する。

行動的HSP依存的HSS

自分軸を持ち独自の信念や答えを持つHSPに、依存的HSSが安心し惹かれます。

表面上は現実世界で実力を持っているHSSが面倒を見ている形になっていますが、実際にはHSPのことを愚痴ったりしながらも世話をする立場に依存しています。

HSPが依存型HSSに愛着を向けることがあれば、ある意味で非常に安定した共依存が出来上がることになります。

HSSのその依存性はHSPが離れる状況があると表面化します。身体症状がでたり、治りにくいうつ状態になったりします。

依存的HSSはパートナー以外にも(宗教や占いや各種依存物など)精神的支えを求める事があります。

HSPお姫さまHSS

男性への依存や見かけの綺麗さで注目され続けることを求めたHSSは、お姫さまHSSになります。

HSPの男性を何人も振り回してみたり、どの場面でも特別扱いを求めて、相手に当たり前のように依存できることを求めるところがお姫さまな所以です。

独りぼっちになって不安になることが無いよう保険を掛けつつ、好奇心と自分の魅力の再確認や、服従させたいハンティング欲から違うタイプの人と浮気をしたりします。

自分に有利なことを見抜く直観を武器に、異性に好かれる、可愛がられることだけを追求し、見掛けの綺麗さや異性を刺激する行動で男性を見事にコントロールします。

しかし、若いときは通用するのですが、年齢を重ねるとこのパターンは非常に厳しくなります。

HSS本人が依存行為をやめて自分の力でしっかり立ち、勉強して技術を身につけたり、努力して評価されるという、まともなスタイルを身につける事が必要になります。

行動的HSP自己愛的HSS

自己愛的HSSは支配的で自分の考えを相手に押し付けます。自分の思い通りになるかどうかだけが関心事であり、相手には関心がありません。

行動的なHSPと結婚した場合は、不幸なDV離婚の経過をたどる可能性がとても大きいです。

HSPが愛着から支える側に回る場合はうまくいきますが、基本的に自己愛的HSSはHSPの愛着を理解できず、HSPの気持ちを大事にしないので、例えば平気で浮気して「相手が悪い」と言ったりということも起こります。

自己愛的HSSをおだてたり褒めて、コントロールしていくことは有効です。

HSP自己愛的HSS

自己愛的HSSとHSPの場合、離婚に至らないことも可能ですが、関係は不安定で、例えば「DVであるのに逃げ切らない関係」「お互いに悪く言うのに離婚しない」といった長期のストレスが続く形になります。

子供の立場から見ると機能不全家族であることは間違い無いでしょう。

自己愛的HSSはモラハラの加害者になる事が多いです。

受け身HSPHSS

受け身HSPは一見控えめで相手中心ではあるのですが、自分のこだわりは主張します。

自分のこだわりを尊重してもらえる限りにおいて受け身的に愛着する、という関係となり、相手側から見ると自己中心的に映る結果になります。

受け身HSPは「相手がこうだから」と言って、自分の言動で責任を取らない傾向があり、HSSは責任を重視する傾向があるので、苦しむことになります。

受け身HSPは自分が保証されるまでの結婚までは非常に優しいパターンが多いのですが、結婚という自分の立場が保証されると優しさがパッタリなくなる事があります。

結婚後は「自分が面倒を見ている」という上から目線な態度に豹変してしまいます。

その場合HSSが「良いところや尊敬する部分もある」「経済的に助かっている」など割り切ったり、自分を変えて「安定した関係を続けられるなら良し」というような楽観的な受け止め方をするなどでうまくいきます。

自己愛的HSSの場合は相手を支配できるので、受け身HSPが服従すれば利害が一致します。

天然系HSSの場合は持ち前の無償の愛で、受け身HSPのサポートに回ることで関係が安定します。

一匹狼型HSPHSS

一匹狼型HSPは極少数の安心できる相手を除き「誰にも邪魔されない」空間を必要とすることが多いです。

そういった傾向もありカップルになること自体高くはないのですが、合理的HSSや天然系HSSと出会うとうまくいく事があります。

HSSの自由を愛し相手を尊重し寛容な部分で「一人になりたければ自由にしてもいいよ」と言えます。

また一匹狼HSPに社交的な交流が無いので変に勘ぐったり、心配したり、パートナーとして疎外感を感じることもありません。

自己肯定感の低いHSSの場合には、一匹狼型HSPの態度に過剰反応してしまう事があり、結果として感情的になったり、振り回してしまうことがあります。

相手と自分について深く理解することで、自己肯定感の低さを解消し関係を継続していく事が可能になります。

HSSHSS

ユーモアや発想力があり楽しく、寛容で相手を尊重し、どこかドライな部分もあるなどペースや価値観が似ていて居心地がいい関係です。

しかし、激しさがヒートアップした場合、強くぶつかる事になるでしょうし、ドライな部分が強く出た場合、浮気に走ることもありますので極端にならないようにしましょう。

また両親で似ている一方、子供とはタイプが違う場合があるので、自分の感情から支配したり逆に放置してしまう傾向に気をつけましょう。

お世話したいHSSと依存型HSSカップルの場合、依存しているほうが非常に子供っぽい行動をとることが多いです。

面倒を見るHSSは、呆れながらも可愛いところもある、放って置けないとお世話します。

問題が起きるのは、依存型HSSの嫌な部分を面倒を見ているHSSが追求したときです。

依存型は、依存してはいるものの自分の非を認めることは出来ず、逆切れしたり、しばらく閉じこもったり、口をきかなかったり、とにかく子供っぽい反抗のような態度に出ます。

このような弱さくる行動を、なんだかんだで許してあげられる寛容さをお世話型HSSは持っていますので、表面上非を認めなくても、別の形でサービスをさせるなどで非を認めていると解釈をすれば関係は継続していきます。

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