仮面心理学とは、顔のパーツから特徴を統計学でとり、どんな感情を起こしやすいのか、どんなタイプなのかを考察した心理学です。
人相学は、骨相、面相、手相などを含む総称。身体の外見、形、動作および特徴から人間の性格、運命、未来の予見を判断するものです。その発生は古く、すでにインドのアーリア文化のなかに見出されていました。
古い時代から人相の研究がされているということは、外見的特徴からある一定の性格傾向が見られるということでしょう。それらを顔パーツごとにまとめていきたいと思います。
輪郭
◆丸顔
幼い頃から根拠のない自信を持ち続け突き進む人。努力をして実績ある自信を積み重ねていく必要があります。その気も無いのに優しくして勘違いされないように、付き合い方には注意が必要かもしれません。
◆しかく顔
情熱と行動力があります。リード型で半ば強引に結婚するタイプ。夫婦ともこのタイプである場合、頻繁に喧嘩が起こりやすく、活発な家庭になるでしょう。
※丸顔としかく顔は、行動力・エネルギーがあります。肉が厚いほど、皮膚が荒いほど額にシワができやすくなります。
◆面長顔
挫折などの経験を繰り返し、徐々に自信を手に入れてきた人。地道に経験を積んでいきます。女性側から告白しないと恋が始まらないタイプ。
◆極端な逆三角形
理性が強すぎて、もう一歩が踏み出せないところが見られます。
耳
耳は大小よりも硬さが重要です。
◆耳が硬い人・・・物事全般にやる気がある人です。
◆耳たぶ・・・硬いのがいいです。柔らかいと情に流れる傾向があります。短気です。
◆耳たぶが肉厚で丸く豊かな人
豊かな人間関係に恵まれます。金運もあります。
◆耳たぶのない人
人をあてにしない、独立独歩型の人です。
◆耳が後ろについている
常に自分が話題の中心であり、注目の的であることを期待している人です。表舞台に立ち、特性をいかしている人もいます。
◆耳が下についている
感情を司る大脳辺縁系の占める割合が多く、欲しいものが手に入らないと感情を爆発させる妥協のできない性格の持ち主です。手にするまでは、満足感が得られない人です。期待しないことを心がけると良いです。
◆耳が正面から見える
取り越し苦労が日常茶飯事で、恋愛に踏み切れないところが良く見受けられます。
おでこ
◆おでこが出ている
想像力があるので、ポジティブな発想だけでなく、ネガティブな発想も膨らみやすい。なんのために使うのかが重要です。
◆おでこが広い
集中力があり、他人の声も聞こえなくなるくらい没頭する傾向があります。
◆おでこの上部が横から見て、斜め後ろに傾いている
決断力が早いので、ゆっくり考えることも意識すると良いです。
◆狭い額
ひとりでいることを好む傾向にあります。
目
◆両目の感覚が狭い
狭い視野で、細かいことに意識がいくタイプです。事実や、具体的なことに焦点がいきます。神経質な傾向があります。
◆両目の感覚が広い
広い視野で、遠くから全体の視野で物事に焦点を当てます。おおらかで細かいことを気にせず、許容範囲が広い傾向があります。
◆出目
行動力・実行力があり、全力で取り組みますが、飽きやすく持続力は弱いです。性欲が強い傾向があり、異性問題を抱えることがあります。人の気持ちを読み取るのが上手いですが、空気を読んで行動するというのは苦手です。
◆奥目
口下手で、自分の意見を相手に伝えるのが苦手なタイプです。理解を得られるのは難しく、ミステリアスな雰囲気があります。恋人は愛されているという実感がないということが多いです。
◆瞳が黒い
ストレートな性格であることが多いです。言葉も真っ直ぐに伝えてくるでしょう。
真面目な性格で情に深く、優しい面もあります。
◆瞳が茶色
明るく人気者であることが多いです。話題が豊富で相手に合わせられる、機転の良さがあります。人付き合いも上手いので、友達も多いでしょう。
◆睫毛が長く瞳が大きい
睫毛が長いほど情熱的で、感情豊かな傾向があります。
◆黒目が大きい
目は感情をよく表します。子供のような純粋な心を持っており、人生を楽しんでいるタイプです。
◆黒目が小さい
ストレスを感じている人は感情を出さないよう、目の筋肉を無意識に収縮しているため、黒目が小さい傾向にあります。
◆三白眼
長期間のストレスによる体の緊張状態のサインです。
長い間、ストレスにさらされていると、アドレナリンが過剰に分泌されて、左右どちらかの眼球を上に押し上げてしまうことでなる目です。
鼻
◆ワシ鼻
お金やモノの価値に敏感なため、ビジネスを成功させる力があります。
◆高い鼻
競争心や自意識が高いため理想が高く、恋愛に踏み切れない。特に鼻の幅が狭い人は自然に見合い結婚になる傾向が強いです。
◆鼻が低い
見返りを求めずに、人の役に立つことに喜びを感じるタイプ。お金で苦労することもあります。
◆細い力ない鼻
病弱で、何かにつけて消極的な傾向があります。
◆鼻先が上がっている
人を信じる傾向があります。人を見抜く目を養いましょう。
◆鼻先が丸くて、肉付きがある
積極的で心温かい愛情の持ち主です。光沢があるほど良いとされています。
◆鼻先が細く尖っている
打算的で淡泊な傾向があります。
唇
◆上唇が厚い
自分の気持ちを伝えたがり、素直で本音をしゃべる傾向があります。場とタイミングと人を考えることも必要です。全体的に厚い唇は良い家庭を築く傾向があるそうです。
◆下唇が厚い
自分から求める積極的なタイプです。人に物を与えたり、お金を使う傾向があります。考えなしにお金を使ってしまったり、度が過ぎると押し付けになってしまうことがあります。
◆下唇が薄い人
他人のために時間やお金を使うという意識が乏しいタイプです。全体的に薄い唇は淡泊な性格で、意志が強すぎる傾向があります。
◆細い縦筋が入った唇
唇に表れた細くはっきりしたスジは「歓待紋」と呼ばれ、喜びを待つと言い、幸運相の一つです。
あごと頬骨
◆あご先が横にふくらんでいる
好戦的な傾向。強引なタイプでもあります。
◆下あごがおでこよりも前にでている
握ったら離さない傾向。執着が強すぎることがあり、物が捨てられないことにもつながります。
◆丸い下アゴ・特に二重アゴ
温かい性格。求められて恋愛結婚する傾向があります。
◆肉張りの良い頬骨
明るい性格で自分からピンと来た相手なら求婚します。家庭も明るいムードでしょう。
外見的特徴と色々な研究
◆顔の横幅とテストステロン(男性ホルモン)の関係
カナダ・ニピッシング大学の心理学者スティーブン・アーノキー準教授らが、科学雑誌「Archives of Sexual Behavior」に掲載した論文によると、テストステロンが顔の形成に影響を与え、それが性欲の強さにも関与していることが明らかになったという。
男女関係なく、fWHRの比率が高い(相対的に顔の横幅が大きい)ほど、性欲も強い傾向にあることが分かった。fWHRの比率が高い男性は、リーダーシップや優位性に優れ、“男らしく”見えるため、比較的女性にモテるとも言われている。
◆男女とも顔が正方形に近いほど性欲が強い傾向
英グラスゴー大学の研究などでは、fWHRの比率が高い人ほど顔の形ががっしりとした正方形に近くなり、「攻撃的で男性的な行動」をとる傾向が高まる。
具体的には FWHRの高いプロホッケー選手ほど、試合中にペナルティーを科せられる割合が高くなる。また、FWHRの高い金融マンほど、ロンドン・シティーの取引で利潤を上げる割合が高くなるといった案配だ。男性ホルモンのテストストロン値が高いからだと考えられている。一方、女性の性欲も女性ホルモンではなく、テストストロンの分泌量に影響されることがわかっている。
面長や逆三角形顔よりも、丸顔としかく顔の方がテストステロンの影響で男性的だと言うことです。人相学の特徴が当たっている感じがするので、昔の人の洞察力はすごいですね。
◆黒目の大きさは同じ
東京皮膚科・形成外科の池田欣生院長は、黒目が大きい人と小さい人の差は「ほとんどありません」「実は、日本人の黒目の大きさに、ほとんど違いはありません。若い人からお年寄りまで、黒目の大きさは大体11~12mm」と解説した。
「まぶたを開ける筋肉の力が強い人は黒目が大きく見え、あまり目が開いていない人は黒目が小さく見える」そうで、なんと、黒目が小さい人は“まぶたが下がり、黒目が隠れているだけ”なのだという。
また、交感神経が優位だと、瞳孔を拡大させ目を見開くようなイメージになるので、黒目が大きい人と関係あるのかもしれません。
◆骨の発達
骨の発達にはホルモンが関わっています。
テストステロンの最大の働きは筋肉の増大、骨格の発達。
女性ホルモンが少なくなると、骨密度が減って骨粗しょう症などを起こし、体力ダウンにつながりやすい。
成長ホルモンは幼児期に骨端の軟骨細胞の分裂・増殖を促し、骨を伸張させる。
と言われていますので、ホルモンバランスにより、個人の筋骨格が形成され顔のベースが決まるのでしょう。
縄文人と弥生人の特徴も、人相との関連があるかもしれませんので、気になる方はみてみてください。記事はこちらから
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