日本地図で見る① 気温や日照時間による気質の違い

気温でオキシトシン濃度が上がるとのニュースがありました。地域での気質の違いにも影響しているのではないでしょうか。気温での影響の研究などをまとめてみたいと思います。

早産と気温とオキシトシン

気温が上昇すると早産のリスクが上がるというニュースがありました。

【パリAFP=時事】気温が高くなると早産で生まれる子どもの数が急増する可能性があるとの研究論文が2日、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジに掲載された。

(中略)

暑いと、陣痛と分娩(ぶんべん)を調整する主要ホルモンであるオキシトシンの濃度が上昇する。その関係から、暑くなると心臓血管にストレスがかかり、それで早産につながるのかもしれない」とAFPの取材に語った。

バレッカ氏のチームは今回の研究で、米国の複数の郡での1日当たりの出生率の推定変化を調査した。サンプル数は20年分で5600万件に上る。
分析の結果、気温が32.2度超えた日早産率が5%上昇したことが明らかになった。これは出産約200件につき1件の割合に相当する。

世界の気温は、産業革命前に比べるとすでに約1度上昇しており、今後さらに上昇する事態は避けられない状況にある。気象に関連して早産が増えていく潜在的影響は「極めて懸念される」と、バレッカ氏は指摘している。

オキシトシンについての記事はこちら

オキシトシンは、女性ホルモンにより分泌が促進されます。

分泌が多いと警戒心を薄め社交的になる傾向があります。暑い地域の方が分泌が促進され社交的になるのかもしれません。

日本の気候と日照時間

上図は年の平均気温です。気温が高い沖縄は社交的で、東北の方は寡黙で我慢強いイメージがあります。オキシトシン濃度が関係しているのかもしれません。

多いほど社交的ですが、オキシトシンが少ないほど知らない人と仲良くできる傾向があります。知らない新しいものを受け入れやすいということですので、もしかしたら少ない地域はそういった側面があるかもしれません。

上図は年の平均日照時間です。日照時間はビタミンDとセロトニンに影響します。

ビタミンDは紫外線を浴びる事で体内で合成されます。鹿児島は札幌の2倍の紫外線量。

北に行くほどビタミンD不足に陥るリスクが高くなります。

日照時間が短くなると、体内のセロトニンの分泌も減少する傾向にあります。減少すると、慎重になったり、不安感を持ちやすくなります。

日照とビタミンDとメラニンの記事

文部科学省が発表した、小学6年と中学3年を対象に今年4月に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果です。

上の地図が2013年度のもので、下のデータが2019年度のものです。

北海道、沖縄は順位が低く、東北と日本海側学力順位が高い傾向がわかります。日照時間(セロトニン量)との関連があるように思います。

京都の日照時間の短さと学力の高さも気になりました。その影響で独自の文化や繊細さがあるのでしょうか。

そして香川県の学力の高さと糖尿病患者率が多いことが気になります。

また、IQが高いと孤独傾向がある、子供時代の学力は環境に影響されるというデータがありますので、政令市や都会にいくほど教育環境が充実している人との関わりが気薄傾向にある。のかもしれません。

北海道・沖縄は縄文人の遺伝子も関連していそうですね。副交感神経の方が優位なのかもしれません。

上図の高IQであるメンサ会員のデータによると、左から気分障害、不安障害なのですが、非会員(黄色)の3倍ほどであるのが分かります。

ストレスが学力の高さに影響を及ぼしているのでしょうか。

ちなみに右から3番目は環境アレルギーです。学力と免疫に相関があるのでしょうか。

上図は2015年小学生自宅学習率です。日照時間の少ない日本海側で高い傾向にあります。

上図の2016年自殺者数です(人口10万人あたりの自殺者数)東北や日本海側の自殺率が高いのがわかります。

また、秋田県は人口10万人当たりの美容院の数が全国で1位だそうです。繊細な気質なのかもしれません。

上図は2010年男子小学生体力テストの統計です。日照時間が短い県の男子小学生の方が体力がある事がわかります。

離婚件数 [ 2016年第一位 沖縄県 ] https://todo-ran.com/t/kiji/14268

離婚件数 [ 2016年第一位 沖縄県 ]

上図の離婚件数のマップも日照時間と関連性がありそうですね。日照時間の短い地域は、離婚が少ない傾向があるのですね。

そして平均気温の一番高い沖縄の離婚率が高いです。

また、東京・大阪・福岡などの都市部も離婚率が高いです。

IQと気温

IQは、生活環境によって大きく変わるとされている。ラスキン公共政策大学院の研究者の研究で、2001年から13年間、1000万人のアメリカ人学生に行われた。その結果、気温が高い年の試験結果が悪くなる傾向がみられた。とくに空調の恩恵を受けられない貧困家庭などに大きな影響がみられた。

気候と性格の関係

17年11月に学術誌『Nature Human Behaviour』で発表された報告書は、周辺温度を個人の性格に影響する「極めて重要」な要因だとしている。論文を発表したのは、中国やオーストラリア、英国、米国を拠点とする心理学者たちだ。

彼らは、快適な気温(22℃前後)で育った人々が、極端な気温のなかで育った人々に比べて社交性や安定性(協調性や統制性、情緒的安定性)、自己成長や可塑性(外向性や開放性)に関する性格因子で高いスコアを記録することを発見した。

気候の変化による性格の変化の度合いは「今後の調査を待つ」としながらも、この報告書はこのまま気候変動が続けば「人間の性格の変化も観察されるかもしれない」と締めくくられている。

モンテスキューの気候と気質の考察

1748年、フランスの哲学者・モンテスキューは『法の精神』を出版した。政治体制を調査分析したこの本のなかで、彼は権力分立と市民のデュープロセス(法の適正な手続き)に関する権利を論じている。

その中で、気候がどう人間社会の形成に役立ったかについて理論を立てている。

当時の医学知識に基づき、彼は冷たい空気が“繊維”を収縮させ、血流も増加させると考えていた。一方、暖かい空気はこの繊維を緩めるとしている。

「それゆえ、寒い風土の人々は勇敢である」と、彼は書いている。「この強さにおける優位性はさまざまな影響を与えるだろう。たとえば、人はより大胆に、つまり勇気をもつようになる。また、優越感もより強く感じるようになる」

暖かい気温と脳の酸素量

暖かくなると皮膚の血流が増える。血液の流れが皮膚のほうに行く為、血圧が下がる。

脳にいく血流が減り、脳の酸素量が減る為、眠くなりやすい。

夏の妊娠と自閉症リスク

国立成育医療研究センター研究所の研究によると,自閉症の環境要因と考えられたのは、

1妊娠初期の喫煙,2水銀,3有機リン酸系 農薬,4ビタミン等の栄養素,5親の高齢,6妊娠週数,7出産時の状況(帝王切開等),8夏の妊娠,9生殖補助医療に よる妊娠,

一方,関連がないと考えられる環境要因は1妊娠中のアルコール,2 PCB,3鉛,4多環芳香族, 5社会経済的地位,6ワクチン,7低出生体重,であった.これらは再現性のあるものもあればないものもあり,さらなる 研究が必要である.

気温と死亡率

国立環境研究所の研究によると、寒い日と暑い日とでどの程度死亡しやすさが異なるかを調べた。暑さ寒さの影響も高齢ほど大きくなることがわかった

65歳以上の様子をみると,寒い日の死亡率の高さが目につくが,33℃以上でもやや高い死亡率を示している。また、寒い地方の人の方が暑さに弱いとみられる

このように,地方による違いはあるけれども,気温と死亡率の関係はV字型のパターンを示すことにかわりはない。

日本の夏の気温変化

年々、8月の気温が上昇しているのがわかります。

寒い日や32度を超える気温はストレスになるということですね。

ストレスでアロマターゼの活動が低下し、男性ホルモン過多になります。適度なストレスは、抗ストレスホルモンにより体の機能を上げますが、過剰なストレスは攻撃性が出たり、免疫を低下させます。

ストレスについての記事

気温の上昇で、オキシトシン分泌が増えるということは、一般的に南の方が社交的になり、体の繊維が緩む傾向にあり(南国はそういうイメージですよね)また、夏にオリンピックがあったり、祭りがあったり、人と会いたくなる理由なのかもしれません。

年々あがる気温、女性の社会進出による男性化、晩婚化によるホルモン分泌の変化などで、出産の状況が昔と大きく変化し、影響が出ていることは間違いないでしょう。

これからますます日本全体で感受性が強い人も増加していき、少数派ではなくなるのかもしれませんね。

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