血液型で性格の違いって本当にあるの?血液型遺伝子から見つめてみる

パッと思い浮かべた血液型の特徴ってありますよね。A型は慎重で、B型はマイペースで、O型は大雑把で、AB型は天才肌。そう言われるのにもおそらく理由があるのです。その謎を血液型遺伝子から探っていきましょう。

血液型

血液型は、どうやら消化器の働き、ストレスへの反応、精神状態、代謝効率、免疫系の強さとおおいに関係しているそうです。

ただし、個人の性格や特徴が血液型だけで決まるわけではありません。色んな遺伝子や環境の相互作用で決まります。それを踏まえて、遺伝子から見た血液型の特徴を見ていきましょう。

それぞれの血液型のルーツ

それぞれの血液型は、人類の生物学的発達と環境の変化に適応し進化してきました。免疫系の強化や消化器系が発達して行ったのです。

O型・・・最も古い血液型。元々狩猟民族であったO型は、肉類が主な食糧だった為、強い免疫系と丈夫な消化器系を持っている。胃酸が特に多いので、肉から栄養をとりタンパク質を効率的に吸収するのに適している。

A型・・・農耕民族であるA型の免疫系は、集団生活で増えてきた感染症と闘えるように、消化器系は穀物や野菜の多い生活に合わせて植物性タンパク質から栄養を補給できるように適応した。またA型にとって魚介類も重要なタンパク源だった。

B型・・・人類が大きな集団で未開の土地へ広がっていき、O型やA型とは違った生活を強いられるようになった。遊牧民のB型は、家畜の肉や乳製品、移動中に食べられるあらゆる食料を食べてきた。免疫系や消化器系は、O型やA型の特徴を多く引き継ぎながら、より強くバランスの取れたものへと進化して行った。

AB型・・・謎の多い新しい血液型で、何に適応してきたかはまだわかっていない。もしかしたら今も進化の過程にあるのかも知れない。よくも悪くもA型とB型の特徴を受け継いでいて、免疫系も消化器系もより広い範囲で適応できる反面、A型とB型の弱点を見せる事がある。

世界の血液型比率

O型 A型 B型 AB型
日本 29.8% 37.8% 21.9% 9.9%
アメリカ 37.4% 35.7% 8.5% 3.4%
ブラジル 36,0% 34.0% 8.0% 2.5%
韓国 北朝鮮 36.6% 32.8% 21.0% 9.0%
インド 35.1% 21.7% 30.5% 7.3%
ノルウェー 34.0% 40.8% 6.8% 3.4%
フランス 36.0% 37.0% 9.0% 3.0%

wikipediaより

※純血のブラジル人は全てO型だそうです。梅毒への免疫が強かったからだと言われています。現在は移民などで混血し、他の血液型も多いそうです。

O型日本が世界的に見ると少ない

A型日本やノルウェーで多く、インドで少ない

B型は日本、韓国、インドで多く、他は少ない

AB型日本、韓国で多い、続くインドはA型の少なさから若干減る

黄色人種にB型 AB型が多いのは、移動してきた歴史があるからなのでしょうか。

それぞれの血液型の主なイメージ

O型・・・外向的 強い リーダー 自信家 戦略的 忍耐強い 論理的

A型・・・内向的 多感 創造性がある 要求が厳しい 完璧主義者 繊細 協調性がある

B型・・・独立心が旺盛 発想が自由 立ち直りが早い 独創的 個性的 まとめ上手

AB型・・・直感的 感情的 情熱的 友好的 疑うことを知らない 共感しやすい

狩猟民族のO、農耕民族のA、遊牧民族のB、新時代のABといった特徴が、それぞれのイメージが現れているのですね。

血液型とストレス

血液型でストレスへの反応が変わります。

ストレスホルモンには、カテコールアミンとコルチゾールの2つがあります。

カテコールアミン短期の作用で体を覚醒させ、闘う、逃げる、動く状態にします。交感神経が優位になり、食欲が減少します。

コルチゾール長期の作用で寒さや飢え、出血、病気への感染、怪我、痛み、炎症を抑える、過剰な運動に対処します。しかし、分泌が多く長期に渡ったり過剰になると、反対に作用してしまいます。体の炎症、免疫の低下、心臓病、肌の老化、骨折の危険性、不眠症、認知障害などを引き起こします。

O型・・・基本的にはストレス耐性は強いが、一旦ストレスに大きく反応すると、回復するまでにかなり時間がかかる。

ストレスを感じると、O型はカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を放出し素早く危機に対応できるのだが、このカテコールアミンの分解能力が低く、分解するのに時間がかかってしまう。

A型・・・どの血液型もストレスに反応するときは、多少のコルチゾールを分泌するが、A型は平常時から血中のコルチゾールレベルが高い。

常に抱えている状態なので、小さなストレスにも反応しやすい

A型は、ストレスを和らげる運動をしても他の血液型があげるような効果をあげる事ができない。ストレス反応時には、他の血液型より多くのアドレナリンを分泌する一方で、アドレナリンを分解除去する高い能力を持っている

B型・・・ストレスホルモンに関しては、B型はA型に近く、コルチゾールの分泌がいくらか多い。ストレス対処法はA型に似ておらず、B型にはいつもバランスを取るという性質がある。

感情に乱れる事があまりない傾向があり、ストレスで不安定な状態になりやすいものの、ストレスをあっという間に和らげてしまう。想像力を働かせて緊張を解きA型よりストレスの回復が非常に早い。

AB型・・・ストレスの反応は、O型に近い。

ストレスホルモン コルチゾール についての記事

血液型の特徴

A型

  • 常にコルチゾール値が高く、ストレス反応によりさらに多くのコルチゾールを分泌。
  • 過敏な上皮成長因子。
  • 胃酸の分泌が少ない。
  • 酸素・腸のアルカリホスファターゼの欠乏。
  • 血液凝固因子が多い。
  • 免疫ブログリンA(Iga)値が低い。
  • 免疫ブログリンE(Ige)値が低い。
  • A型抗原に似た腫瘍マーカー(NK細胞の活動を弱める、敵味方を区別する免疫の働きを阻害する)

B型

  • 常にコルチゾール値が高く、ストレス反応によりさらに多くのコルチゾールを分泌。
  • 酸素による一酸化窒素の産生にB型の対立遺伝子が影響を与える為、一酸化窒素を素早く排除する傾向がある。
  • 腸のアルカリホスファターゼが平均値から高い値の間で存在する。
  • 代謝バランスにレクチンの影響が強く現れる(レクチンが代謝速度を遅くしたり、インスリン抵抗性を高める)。
  • B型抗原に似たバクテリアが多く、それを攻撃しない。
  • 進行の遅いウイルス感染症に感染しやすい(自己免疫疾患なども)

AB型

  • モノアミンの分解を触媒する酵素(MAO)が少ない為、ストレスを感じるとカテコールアミン(ノルアドレナリンやアドレナリン)の分泌が増える傾向がある。
  • 酸素による一酸化窒素の産生にB型の対立遺伝子が影響を与える為、一酸化窒素を素早く排除する傾向がある。
  • 胃酸の分泌が少ない。酸素・腸のアルカリホスファターゼの欠乏。
  • 血液凝固因子が多い。
  • 免疫ブログリンA(Iga)値が低い。
  • 免疫ブログリンE(Ige)値が低い。
  • 抗A型と抗B型のどちらも持たない(NK細胞が少ないか、年とともに活動が弱くなる。敵味方を区別する免疫の働きを阻害する)

O型

  • モノアミンの分解を触媒する酵素(MAO)が少ない為、ストレスを感じるとカテコールアミン(ノルアドレナリンやアドレナリン)の分泌が増える傾向がある。
  • 食後に胃酸が分泌されペプシノゲンの分泌が促進される。
  • アルカリフォスファターゼという酵素が腸内に多く存在する。
  • ヘリコバクター・ピロリ菌はO型の糖抗原を好む。
  • 血液凝固因子が少ない。
  • カロリーを効率的に使用できる代謝。
  • 免疫ブログリンA(Iga)値が高い(過剰な免疫反応)。
  • 免疫ブログリンE(Ige)値が高い(花粉アレルギーを起こしやすい)。
  • 抗A、抗B抗体どちらも持つ。

認知症と血液型

アメリカ・バーモント大学の研究者が30,000人以上を平均3.4年追跡したところAB型は認知症との関連が見られた

RTIインターナショナル(英語版)の研究者が現在までの発見をまとめており、血液の凝固の因子がかかわる可能性があり、O型以外がなりやすい可能性があり、心臓疾患や糖尿病、高血圧との関りから認知症になりやすくなっているような可能性も考えられる

関係するFVIIIの体内濃度は、AB型>B型>A型>O型の順である

まとめ

例えば、繊細な人がA型だとコルチゾール分泌で、さらに繊細になることが考えられますし、好奇心旺盛な人がA型だとアドレナリンが出ても、すぐに冷静になれるという感じでしょうか。

日本には世界で見るとO型が少ないのも、意外でした。日本で一番A型多いのもセロトニン SS型が一番多いのと同じ理由で、日本の環境に適している血液型だからかも知れませんね。

セロトニンの記事についてはこちら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする